禅居庵(建仁寺塔頭)

建仁寺の南西の角に、臨済宗建仁寺派の塔頭である禅居庵があります。ここは摩利支天が祀られていて、境内には摩利支天の眷属(仲間)イノシシの像がたくさんあります。元弘3年(1333年)、建仁寺の大鑑清拙正澄禅師(だいかんせいせつしょうちょうぜんし)によって建立されました。今は摩利支尊天堂を参拝できます。

摩利支天とは古代インドの女神で、開運勝利のご利益があります。摩利支天は仏法を護る善神として禅宗では大切にされており、七頭の猪の上に座しておられます。禅居庵は金沢の宝泉寺、東京の徳大寺と並んで、「日本三大摩利支天」の一つです。

摩利支天の語源は、これはサンスクリット語で「陽炎」を意味する「Marici」の音を漢字にしたものです。陽炎には実体が無く、姿は見えません。傷つけられることもないので、戦国武将の間で摩利支天信仰が広がったそうです。勇ましい神様ですね。

公開されていませんが、休憩できる茶店からからガラス越しに綺麗な庭を見ることができました。

禅居庵は狛亥がたくさんいることから、亥年の守り神として深く信仰されているそうです。

禅居庵の境内の南天の実が真っ赤になっていました。“難を転ずる”という南天、戦国武将もあやかった禅居庵にぴったりだと思います。人生、どんな時もめげずに頑張って行きましょう。

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