八坂神社

京阪電車の祇園四条駅から東に四条通りを歩いてゆくと、東大路通にある八坂神社に着きます。八坂神社は平安京よりも昔、斉明天皇が656年に創祀しました。主祭神は素盞嗚尊(スサノオノミコト)です。“祇園さん”の名で親しまれています。

開運、疫病退散、厄災避けなどのご利益があり、祇園祭は八坂神社のお祭りでもあります。ただ、八坂神社の名前になったのは明治元年(1868)であり、それまでは祇園社、牛頭大王などと呼ばれていました。全国の祇園社(3000社以上あるそうです)の根本神社です。

桓武天皇が都に適した土地を探していたときのこと。桓武天皇は中国で生まれた風水を土地を選ぶ時に重視しました。それによると、北には玄武、東には青龍、南には朱雀、西には白虎が守る“四神相応”の土地が都にふさわしいとされていました。京都の東を流れる鴨川は青龍を表しています。八坂神社の本殿は龍穴(りゅうけつ)の上に建っており、ここには青龍が棲んでいるとされています。青龍の寝ぐらなんでしょうか。つまり今風にいうと、八坂神社は龍神の住むパワースポットということになります。

本殿は入母屋造、桧皮葺の祇園造という八坂神社だけに見られる特殊な構造であるらしいです。

高さ9.6mの大きな石鳥居が本殿の南にあり、実はこれが正門で、寛文6年(1666)の再建です。

四条通りに面しているのは西楼門で、明応6年(1497)の再建です。当初は桧皮葺だったのですが、現在は本瓦葺に変わっているそうです。

一年の終わりの日、12/31の夜半から元旦にかけて「をけら詣り」があります。大晦日、八坂神社で火のついた火縄「をけら火」をいただいて帰ります。火が消えないようにぐるぐる回しながら持って帰って、若水(新年に初めて汲む水)を沸かすのに使ったりします。無病息災のご利益があります。

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