真如堂(真正極楽寺)

白川通りの市バス真如堂前から西に入ったところにあります。白川に沿って坂を上がり、吉田山の石段を登ると朱塗りの山門があります。

984年に比叡山の戒算上人が開いた天台宗寺院です。

境内は広々としていて、正面に本堂、右手に三重塔があります。三重塔は文化14年(1817年)再建です。

本尊は藤原時代の阿弥陀如来立像です。通称、「頷(うなず)きの弥陀」といわれます。女性を救ってくれると、いまも女性のお参りが絶えません。

慈覚大師円仁が阿弥陀如来像を彫っている時に、「修行者の本尊に」と願うと首を横に振られました。そこで「女人をお救いください」と願うと3度頷かれたといわれています。本当に頷いたのではないかと思える表情をしています。来迎仏では日本最古といわれています。

本堂から渡り廊下を渡っていくと書院があり、昭和末期に作られた「涅槃の庭」があります。お釈迦様が涅槃に入られた様子を石で表現しています。東山を借景としています。書院の中には鳥を題材にした襖絵がたくさんあります。

真如堂は、本来は本堂だけを指していて、真如とは「あるがまま」のことだそうです。お寺の正式名称は真正極楽寺で、極楽寺はたくさんあるけどここが正真正銘の極楽寺、という意味だそうです。

この真如堂では、鼻共曽(はなくそ)という変わった名前のお菓子を買うことができます。これは正月、御本尊に供えた鏡餅を細かく砕いてお菓子にしたものです。これをいただくと無病息災のご利益があるといわれています。

紅葉の名所で、秋には真っ赤になるもみじがたくさんあります。

紅葉の時期には参拝者はたくさんいるけれども、広々しているので混雑はしません。三重塔の近くに甘酒を振る舞う小さな茶店があります。また、三重塔のそばに創建以来という名水が湧いています。

少し腰掛けて休憩しましょう。

真如堂は、桜や盛夏の風情もすばらしいです。

金戒光明寺(黒谷)から続く岡にあり、「黒谷さん」までは徒歩5分です。広々として、散歩にちょうどよいです。

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