三十三間堂(蓮華王院)

鴨川の東側、京阪電車七条駅から東に徒歩8分ほど、七条通りに面して三十三間堂があります。蓮華王院というより、観音群像の並ぶ本堂に柱の間が33あることから三十三間堂という名前で広く知られています。

平安時代の終わり、後白河法皇が法住寺殿という広大な院御所を作った一角に三十三間堂はあります。千体の千手観音菩薩があり、その真ん中に千手観音坐像があります。観音像は多数の仏師が製作に関わっていて、全て表情が異なっています。観音様の前には、二十八体の二十八部衆がいます。ここには風神、雷神もいて、俵屋宗達の風神雷神図屏風のモデルになったといわれています。これらの仏像全てが国宝です。

長いお堂の真ん中あたりに千手観音坐像があります。朝からお坊さんのお経の声が響いていました。鎌倉時代の仏像です。とても穏やかで、慎しみ深く、それでいて手がたくさんあってなんでもできそうな観音様です。ものすごい仏像のもつパワーを感じます。観音菩薩は33の姿になって人々をお救いになったという伝説があります。

とても長いお堂です。この朝には、廊下をモップがけをしている人がたった一人いましたが、丹念な作業でかなり時間がかかっていました。

三十三間堂では、江戸時代に尾張藩と紀州藩による通し矢「天下一」が行われ、大変な評判になりました。矢が雨あられのように降りそそぎ、建物を痛めることから防ぐために徳川家光が柱や軒に鉄板を取り付けたそうです。確かに長いお堂の北側の柱には、錆びた鉄板が今でも残っています。

毎年正月(十五日に近い日曜日、公開無料)に、全国から二千人ほどが集まり弓道大会が行われます。華やかな成人女性の部はとても人気があります。報道される写真を見ると、晴れ着を着た女性の射手しか出てこないので、私は長いこと成人女性だけのための弓道大会と思っていました。

南大門は普通の車が通る一般道にあります。法住寺殿がとても規模の大きかったことを物語っています。この道には法住寺や養源院も面しています。南大門は通行禁止になることもあるようです。

三十三間堂の周りには国立京都博物館のほか、養源院、法住寺、智積院、妙法院などがたくさん集まっています。大きなホテルもあります。

基本情報

よみがな さんじゅうさんげんどう(れんげおういん)

アクセス  京都市営バス「博物館三十三間堂前」下車 すぐ

拝観料  大人 600円  

拝観時間  8:00〜17:00 (11月16日〜3月は9:00〜16:00)

休日 なし

住所 京都市東山区三十三間堂廻町657

電話 075-561-0467