来迎院(泉涌寺塔頭)

来迎院は、泉涌寺の塔頭です。泉涌寺の仏殿のすぐ北隣の林の中にあります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は PB240696-1024x768.jpg です

大同元年(806年)に弘法大師(空海)が三宝荒神様をこの地にお祀りしたのが始まりとされています。その後、鎌倉時代に月翁(「がつおう」または「がっとう」)律師が諸堂を建立したのが、来迎院の開山です。

書院では抹茶をいただくことができます。縁側もあり、ゆっくりと過ごすことができます。庭は苔で覆われていて、小さな池がある池泉回遊式庭園です。清水が湧き出していて、忠臣蔵で有名な大石内蔵助が建てた含翠軒という茶室があります。茶室は翠(みどり)の苔や樹木で囲まれています。大石内蔵助は翡翠(カワセミ)という背中の翠が鮮やかな鳥の絵も残しています。

江戸時代の元禄十四年、赤穂の殿様、浅野内匠頭が江戸城中で吉良上野介に刃傷に及ぶという事件が起きました。浅野内匠頭は切腹し、赤穂藩の家老であった大石内蔵助は浪人となりました。その時に大石内蔵助が頼ったのが、来迎院の卓巖和尚でした。和尚は大石内蔵助の親族だったそうです。風流人でもあった大石内蔵助は来迎院に茶室(含翠軒)と庭を設けました。この茶室で仇討ちの相談をし、主君の仇を討ったそうです。この事件を元に、人形浄瑠璃や歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」が作られました。

来迎院には、弘法大師が独鈷という仏具で掘り当てられたという井戸があります。
伝説では、霊元天皇に仕えた女官である小少将の局の娘は生まれつき目が不自由であったのですが、この独鈷水で目を洗ったところ、たちまち見えるようになったそうです。このお水は病気平癒のご利益があります。

来迎院は隠れた紅葉の名所です。秋に訪れても混雑することはなさそうです。

基本情報

よみがな らいごういん

アクセス  市バス「泉涌寺道」下車、徒歩15分。もしくは泉涌寺駐車場までタクシー(左京区大原にも同名の寺院があるのでご注意ください)

拝観料  300円 

拝観時間  12~2月は9:00~16:00、 3~11月は 9:00~16:30

休日 なし

住所 京都市東山区泉涌寺山内町33

電話 075-561-8813