大豊神社

銀閣寺から南へ哲学の道を歩いてゆくと、中程に行き先を示す立て札があります。このような立て札を頼りに、法然院や黒谷や真如堂何処へでもいけます。その中に大豊神社も入っています。ですが、大豊神社は比較的有名ではありません。大豊神社は、宇多天皇の病気平癒を願って藤原淑子が平安時代初期(887年)に創建したとされています。もともとは、椿ヶ峰の山中にあり、椿ヶ峰天神といわれていたそうです。時間があれば、ぜひみておきたい神社です。


大豊神社は、哲学の道から東へ50mほど入ったところにあります。「ご神水で大いに豊かにお清めください」という看板のところから大豊神社の参道へ入っていきます。

参道は坂道になっていて、一直線に神社の境内の方に伸びています。脇にいろんな椿が植えてあるので、それらを愛でながら歩いてゆくと、ほどなくして御神水の出ているところにたどり着きます。とても清々しい水が湧いているので手を洗って参拝します。ところどころに椿の花が置いてあります。これはおそらく、咲いているものを切り取ってきたのではなく、自然に落下したものをその日のうちに誰かが置いているのだろうと察せられます。

鳥居にたどり着くと、その奥に本殿や絵馬堂が見えてきます。大きな椿の木が何本もあります。本殿には少彦名命(すくなひこなのみこと)、菅原道真公(すがはらのみちざね)、応神天皇(おうじんてんのう)をお祀りしてあります。少彦名命は医薬の祖とされています。とてもいろんな神様がいます。

椿のシーズンに行くと、大きな椿の花が生き生きしています。

狛犬のいる本殿には、向かって右側に紅梅、左側にはシダレサクラの大きな木があります。この時には紅梅が咲いているのを見ることができました。しだれ桜の方はまだ開花していませんでしたが、どちらも同時に咲いているのをみることのできるチャンスがあるらしいです。

末社の大国社には一対の狛ねずみがいます。この狛ねずみも椿で飾られています。毎日のように誰かが飾りつけているのでしょう。哲学の道沿いにあるのですが、観光客が押し寄せてくる神社ではありません。とてもほっこりとしたいい神社です。

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