野宮神社

嵐山は北は嵯峨野に接しています。嵯峨野は元々は広い野原で、皇室の遊猟の場所でした。また、平家物語の祇王のように世を捨てた人々が棲んでいたようなほの暗い雰囲気があったそうです。今では竹林の中を人力車が観光客を乗せて走り回るような場所になっています。野宮神社(ののみやじんじゃ)は嵯峨野の入り口にあります。

野宮神社は嵐山から行くと、北の方角です。竹林の小径に行く途中、林の中にあります。竹林の小径は人気があるので、野宮神社も多くの人が参拝しています。林の中の朱色がとても目立ちます。

昔は、伊勢神宮に下向する前に、斎宮(さいぐう、いつきのみや)に選ばれた皇女が出発に先立ち一年間の潔斎をするためにこもった場所だそうです。源氏物語や謡曲(野宮)にその様子が描かれているそうです。

ただ、野宮は嵯峨野のいくつかの場所に設けられたそうで、この野宮神社がいつの時代のものかは不明だそうです。

洛西の嵯峨野らしい、竹林と苔むした庭を見ることができる神社です。庭の苔の中に小さな白砂で作った川と、そこにかかる小橋がありました。それにしても一面の苔です。

恋愛成就の他、学業成就のご利益があります。