南禅院(南禅寺塔頭)

南禅寺の南の水路閣をくぐった奥、石段を登ったところに南禅院があります。南禅院は南禅寺発祥のお寺です。鎌倉時代の天皇である亀山天皇が 正応2年(1289)が離宮の禅林寺殿を建てました。この離宮で亀山天皇は出家し、法皇になり、大明国師を迎えて南禅院を開きました。応仁の乱で荒廃しましたが、元禄16年(1703)に徳川綱吉の母、桂昌院の寄進により再建されました。南北朝時代に作られたといわれている亀山天皇の木造像が安置されています。

庭園は夢窓疎石による鎌倉時代後期の池泉回遊式庭園です。樹木に囲まれた池は曹源池といいます。同じく夢窓疎石が作庭した天龍寺の池と同じ名前です。

伝説では、離宮であったころ、妖怪が出るという騒ぎがありました。亀山法皇がお坊さんに祈祷をしてもらったけれども静まらない。東福寺にいた大明国師を迎えて祈祷ではなく普通の禅宗式の生活をしたところ、妖怪は出なくなったそうです。亀山法皇は祈祷で国を守るのではなく、生活の中に仏教があると知り、離宮を禅宗の寺院に変えられたそうです。

明治時代に南禅院の目の前に琵琶湖疏水を通す水路閣ができたことは大事件だったそうです。今では、水路閣もレトロな雰囲気を出しています。

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