平安神宮

岡崎公園の北にある平安神宮は、1895年(明治28)年に平安遷都1100年を記念して創建されました。

794年に長岡京から平安京に遷都した桓武天皇を祭っています。昭和15年10月には、孝明天皇の神霊も合祀しています。

社殿は、緑の屋根と朱色の柱が美しく、とても安らかな気持ちになります。平安京の大内裏朝堂院(政治が行われた庁舎)を模倣して作られています。

大きな応天門ともいわれる神門は平安神宮の入り口で、二層の楼門です。

神門をくぐってゆくと、奥の外拝殿(昔の大極殿)の前に広い白砂の庭が広がっています。庭には段差があります。この段差は竜尾壇といいます。昔は位の高い貴族だけが登るのを許されたそうです。外拝殿の前には、“左近の桜”と“右近の橘”があります。

外拝殿に参拝します。外拝殿は寝殿造りで、碧瓦の葺かれた屋根には金色の鴟尾(しび)を置いています。

平安神宮は京都市民の総社で、平安神宮にお参りすれば京都市中の神社にお参りするのと同じくらいのご利益があると聞いたことがあります。

竜尾壇に向かって左手に神苑の入り口があります。神苑は明治時代の代表的な日本庭園で、社殿を囲んで3万m2もあります。苑内には桜、カエデ、ハナショウブ、スイレン、コウホネ、萩などが植えられています。七代目小川治兵衛の作庭です。

池泉回遊式の庭園です。東神苑の栖鳳池には、尚美館や泰平閣(橋殿)が建ち、東山の一つ華頂山を借景とした雄大な眺めが広がります。

この平安神宮は、明治維新後に東京が首都になり、京都市民が意気消沈した頃に建設されました。当時の京都市民の心意気も感じます。

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