銀閣寺(慈照寺)

山号は東山。開基は夢窓疎石です。哲学の道の北端を東に入ったところにある臨済宗相国寺派の寺です。室町幕府の8代将軍である足利義政が東山山荘を造りました。これがのちの慈照寺です。その中に銀閣(観音殿)があるので俗に銀閣寺といわれています。北山の金閣寺は金箔が使用されていますが、東山の銀閣は、銀箔は使用されてはいません。

昔は広大な境内に12の風雅な建物がありましたが、現在は銀閣をはじめ本堂、東求堂、庫裏、弄清亭が残るだけです。

銀閣は観音殿ともいわれています。室町時代の建築です。上下二層からなり、下層は心空殿という住宅風の書院造。上層は潮音閣という漆塗りの板壁に花頭窓(かとうまどという禅宗様式)を並べた唐様仏殿様式の部屋。仏寺と住宅の折衷様式となっています。上層に岩屋観音が祀られています。屋根の上には金閣寺と同じく鳳凰がおり、観音菩薩を守っています。東の池に面して建てられています。

庭園は東山文化を代表する名園として名高く、竹を組んだ参道の銀閣寺垣、市松模様の銀閣寺手水鉢などがあります。参道の背の高い椿でできた生垣は見事です。私は椿という木でこのような生垣ができるのかと驚きました。

池泉回遊式庭園です。後ろの山にも登れます。月待山に昇る月を鑑賞するための銀沙灘、向月台という2つの砂盛りがあります。白砂は貝のかけらを含んでいて、月の光が反射して銀閣を照らすと言われています。

東求堂は、東山殿の建物中で銀閣とともに残った室町時代の建物です。日本最古の書院造で、国宝になっています。私が秋の昼頃に訪れた時、池に反射した日の光が東求堂にあたり、ゆらゆらと揺らめいていました。ひょっとすると銀沙灘に月光が反射して銀閣を照らすこともあるかもしれないと思いました。

庭園は、月待山のふもとに広がっています。松、楓、槙がたくさん植えられています。

この庭園は、池の周りを回るだけでなく、少しだけ東山に登ることができます。登ってから見下ろすと、小高い吉田山が見え、遠くに西山が見えます。銀閣寺は東山の自然の中に抱かれたようです。まさに東山文化を代表する寺院です。

与謝蕪村や池大雅の作と伝える襖絵などがあります。

基本情報

よみがな ぎんかくじ(じしょうじ)

アクセス  京都市営バス5号系統「銀閣寺道」下車 徒歩5分

拝観料  大人 500円 

拝観時間  8:30〜17:00 (12月1日〜3月14日は9:00〜16:30)

休日 なし

住所 京都市左京区銀閣寺町2

電話 075-771-5275