智積院

七条通りの東の突き当たりに智積院の門があります。智積院は阿弥陀ヶ峰の麓にあるお寺です。智積院のルーツは和歌山県にあります。紀州、和歌山県の根来山の塔頭に智積院というのがあり、それが江戸時代の初めにこの地に再興されたものです。火災のため建物は昭和や平成になって再建されたもので新しいです。

全国に3000余りの末社をもつ真言宗智山派の総本山です。広大な寺域を持っています。

収蔵庫に、長谷川等伯の「楓図」とその息子、久蔵の描いた「桜図」のほか、「松に秋草図」、「松と葵の図」があります。これらは国宝となっていてます。久蔵は25歳のときこの「桜図」を描いたのですが、同年、亡くなってしまいます。長谷川等伯は悲しみの中、「楓図」を画いたといわれています。若さ溢れる春の桜と、子を思う秋の楓、という構図はとても印象に残ります。

庭園は、祥雲寺の頃に造られたもの。通称「利休好みの庭」。岩がたくさんある築山が立体的で見るものに迫ってきます。築山に飛び石があるようですが、鑑賞式だと思います。

池が書院の縁の下に入り込んだ庭園で、ツツジやサツキが植えられています。険しい山のような築山は中国の廬山を表現していて、小さな滝も造られています。

講堂は新しい建築物です。風通しの良いこの講堂で、お坊さんが学んでいます。

広大な寺域の中には紫陽花がたくさん植えられているので、初夏に見るのもいいと思います。

基本情報

よみがな ちしゃくいん

アクセス  京都市営バス「東山七条」すぐ

拝観料  境内自由。庭園と収蔵庫は500円 

拝観時間  9:00〜16:30

休日 なし

住所 京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964

電話 075-541-5361