上賀茂神社と下鴨神社があって、下鴨神社の方が京都市中心部に近いので多くの人にも馴染みがあるんですが、ちょっとがんばって上賀茂神社まで行くこともあります。京都市を南に流れる鴨川は出町柳で賀茂川と高野川が合流してできています。下鴨神社は2つの川がYの字に合流する三角地帯にあり、上賀茂神社は上流の賀茂川沿いにあります。

下鴨神社も上賀茂神社も川にまつわる神社で、どちらも清々しくって、しかも広々としています。下鴨神社には街中なのに糺ノ森という原生林まで広がっています。

御所桜

今日の目的は、上賀茂神社の桜です。上賀茂神社にある大きな2つの桜、斎王桜と御所桜が目当てです。一の鳥居に到着すると、開花している桜が見えました。御所桜の方でした。早咲きの桜です。御所桜と並んでいる手前の斎王桜はまだ開花していませんでした。

一の鳥居から御所桜が見えます

御所桜は御所から来ました。孝明天皇が御所から御下賜されたので御所桜と呼ばれています。太い幹をした枝垂れ桜です。枝垂れ桜は早咲の桜なので、京都中、いや日本中で他の種類の桜に先立って花を開かせているでしょう。

上賀茂神社には一の鳥居と二の鳥居の間に広い芝生があります。センという大木が生えていたのでその根元に座りました。センの長い影が御所桜まで伸びています。夕方ですし、人影もまばらです。

昔の人々の生活に思いを馳せてしまいます。きれいな川と四季折々に色を変える木々の生えた山に囲まれていたんでしょう。そんな中から上賀茂神社の雷様の神話も出て来たんでしょう。西日に照らされた山と桜がきれいでした。

神々しくって、コロナウイルスなんてここには来れないだろうと思いました。さらに厄払いまでしていただきたいです。

上賀茂神社の近くには室町時代から続く社家(しゃけ)という神社に仕える世襲の神職の家々が並ぶ町があります。上賀茂神社から流れてくる明神川が社家町の中を流れています。きれいな川の流れが社家の周りを巡る町を散歩すると昔からここの人たちは川とともに生きて来たんだなあと感じます。その町に、これまた見事な枝垂れ桜がありました。社家の名前は岩佐家とありました。土塀の中から大きな枝垂れ桜が顔を出しています。

桜は大きくなるので、庭には植えないものと思っていましたが、岩佐家はとても広い庭だったのでしょうか。

上賀茂神社には自転車で来るのもおすすめです。賀茂川の土手を気持ちよく走ることができます。

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