八坂の塔は東山のランドマークタワーです。ポスターや絵葉書にもよく登場するので、この塔の存在はみなさんご存知だと思います。古風な東山を代表する古い建物です。実は、この五重の塔は二階部分に登ることができます。

法観寺の公開は不定期です。法観寺の入口が開いていれば、400円支払って入ることができます。境内に入ると苔の美しい小さな庭もあります。

塔の初層(一階部分)から内部に入ります。初層には本尊の五智如来像が残っています。大日、釈迦、阿閦(あしゅく)、宝来、阿弥陀の像です。

狭い塔の中には、ものすごく急な小さな階段があります。気をつけながらその階段を登ってゆきます。三階の方にも階段は続いていますが、天井板があり通行止になっています。

狭い二階には小さなガラスのはめられた窓があって、その窓から外の景色を眺めることができます。古色蒼然とした瓦が目の前にあります。東山の景色が目に入ります。

法観寺は飛鳥時代の創建で、聖徳太子が建てたと伝わっています。礎石は飛鳥時代の凝灰岩です。真ん中の心柱は一本のヒノキで、礎石からてっぺんまで続いています。この心柱の見事さは一見の価値ありだと思います。こういう木は現代ではなかなか手に入らないようになっていると思います。

五重の塔という建築物の構造も複雑で素晴らしいと思います。木造でよくぞこしらえたものです。

現代では高層ビルはもっぱら観光や住居や、もしくは経済的な目的で建てられているといえそうですが、この五重の塔は宗教上の目的があります。当時の最高水準の技術が、崇高な教えのために使用されている、ということが私にとっては感動的でした。

八坂の塔に登ると達成感があります。八坂の塔に登れることは、あまり知られていないように思います。

もし機会があれば、ぜひ登ってみてください!とてもいい思い出になるのではないでしょうか。

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